婚活中に友人から幸せ全開の婚約報告を聞いて絶望の淵に立ったもじゃこ(@mojaco117)です。
結婚や彼氏ができたという報告は本来喜ばしく、手放しでお祝いすべきものですよね。
友人や、近しい知人ならなおさら。
でも、ダメだったんですよね…
わたしはその時婚活2年目で、婚活パーティーも合コンも、お金をかけて入った結婚相談所でも全戦全敗。
毎週出会いのイベントに参加し、何人もの男性に出会い、連絡をとりあい、食事に出かけ、ダメになり、「うまくいかない」と泣きそうな気持ちを抱えていた真っ最中でした。
はは…無理、ごめん、全然祝えない。
世間ではこういうとき「人の結婚は喜ぶべき」「性格が悪い」「だから結婚できない」「最低」と言ってきますね。でも本当にそうでしょうか?人の幸せを喜べない自分は本当に最低なんでしょうか?
今回は同じように、人の結婚や幸せを素直に祝う気持ちになれず複雑な気持ちを抱えているあなたに向けて
- 人の結婚や幸せを祝えないのはダメなことなのか
- 「おめでとう」と素直に言えない自分は性格が悪いのか
- 人の幸せと自分を比べて落ち込んでしまう気持ちをどうしたらいいのか
について婚活の沼にどっぷり4年間浸かったわたしがお話していきたいと思います。
自分がうまくいっていない時に人の結婚や幸せが喜べないのは当然
まず、「自分がうまくいっていない時に人の結婚や幸せを素直に喜べない」というのは当然の感情です。
なぜなら
- 自分がほしくてたまらないものを人が持っているのは当然羨ましく思えるもの
- 人の幸せは自分の幸せではない
- 自分がうまくいっていない時は、幸せな人と自分を比較して落ち込むもの
だから。
自分がほしくてたまらないものを人が持っているのは当然羨ましく思えるもの
自分がほしくてほしくてたまらないけどなかなか手に入れられない!というものを人が手に入れたのを見たら「いいなぁ」と誰だって思いますよね。
自分が努力して悩んで苦しんでいることならなおさら。
祝うべき!喜ぶべき!と言う人もいますが、世の中そんなきれいごとばかりではやっていけません。
第一志望の大学に友達だけ受かって自分が落ちたとして、欠片もネガティブな感情がわくことなく心の底からお祝いできるかというと、無理ですよね。それと同じです。
人の幸せは自分の幸せではない
人の幸せをその日その瞬間は喜ぶことはできるかもしれません。わたしもいい報告にワッとテンションが上がって「おめでとうーーー!!」と心からお祝いする時もあります。ウキウキしながらお祝いのプレゼントなんか買っちゃったりしてね。
でも、家に帰ったらひとり。いつもの何も変わらない自分がひとり。
その瞬間、ガクッと落ち込むんですよね。
幸せがあふれ、将来の期待でいっぱいの友人と
今もこれからもひとりぼっちの自分。
この対比にたまらなく寂しさを感じます。
人の幸せを聞くとその瞬間は喜ばしく思えても、結局は人の幸せはその人のもの。自分の幸せではありません。
自分がうまくいっていない時は、幸せな人と自分を比較して落ち込むもの
正直なところ、自分がめちゃくちゃ幸せだったら心からお祝いできると思いませんか?
自分も婚約中で、幸せいっぱいな時に「わたしも結婚するの!」と友人から聞かされたら、「わーおめでとう!」と全力でお祝いできるんじゃないでしょうか。わたしも自分の婚活がうまくいっている時はキャッキャしながらなれそめを聞いたものです。
そう、自分が幸せな時や心に余裕がある時なら喜べるんです。
でも自分がどん底の時、落ち込んでいる時も同じように喜ぶのは誰だって難しいんです。
結局は自分に余裕があるかどうか次第。
今、あなたが相手の幸せを祝えないなら、それは『自分に余裕がない』から。
ただそれだけです。
人の結婚や幸せを喜べないのは性格が悪い?そんなことあるわけない。
人の結婚や幸せを喜べないことに対して負い目を感じてしまうのは、やはり「こんなことを思うなんて自分は悪いヤツだ」と思うからではないでしょうか。
「人の結婚や幸せを喜べない」という人に対する世間の声が厳しすぎ
人の結婚や幸せを喜べない…と言うと世間では「性格が悪い」「自分が結婚する時には祝ってもらおうとするくせに」「だから結婚できない」だの辛辣な意見が並びます。
わたしも友人の結婚をうまく喜べなくて「婚活中に人の結婚の話聞くのきついわ…みんなどうなの?」と思って調べたら思った以上の厳しい評価に落ち込みました。そんなボロカス言う…?
実際、誰しもが人の幸せをもれなく心から祝えるなんてことはないと思います。
そうでなければ、この世に「妬み」「嫉み」なんて存在しません。
たいして勉強してないと言っている子が必死に勉強している自分よりもいい点をとっていたら、誰でも多少モヤっとすると思うんですよ。話題の対象が「結婚」だからやいやい言われてしまうだけです。
自分の性格が悪いから、人の結婚や幸せを喜べない?
「わたしあなたの結婚を喜べないわ」とストレートに伝えたら、そりゃ性格悪いと言われてもしかたないでしょうけども、表向きだけでも笑顔で「おめでとう」を言っているなら十分えらいです。
心の中でどう思っているかなんて関係ありません。
相手には見えませんしね。
自分に余裕がないから、人のことを祝ってあげられない。
ただそれだけのことで、今このタイミングで祝えないことひとつを取り上げて「性格が悪い!」と決めつけてしまうのはちょっとはやいんじゃないでしょうか。
むしろ空気を読んでちゃんとお祝いの言葉を口にできる時点で、良い人の部類では…?
一番の問題は「幸せを喜べない自分は最低」と自己否定すること
世間の意見は色々かもしれませんが、実はそれ自体はそんなに問題ではなくて、一番の問題は「人の幸せを喜べない自分は最低」と自己否定してしまうことです。
友人の結婚報告を聞いた時のわたしがまさにそれで「ほんと最低だなわたし」と落ち込んで、婚活もうまくいかず、仕事もうまくいかず、負の極み。
落ち込んでしまうとなおさら、友人を祝うことなんてできません。
妬ましいと思う気持ちにばかり考えが集中してしまい、どんどん自分がダメなヤツだと思い込んで動けなくなってしまいます。
まとめ:幸せを喜べないわたしはダメ?いいえ、普通です
人の幸せは本来喜ぶべきもの。これは確かに正論ですが、幸せを喜べないからと言って「あなたは性格が悪い」と決まったわけではありません。
自分に余裕がない時やうまくいっていない時に、人の幸せを祝えないのは普通のこと。
もちろん、どんな時でも人の幸せを心から喜べる方がいいんでしょうけども、「喜べないなんてダメだ!」「喜べ!祝え!」と言われても無理ですよね。
問題なのは「人の幸せを喜べない」=「自分は最低」と決めつけてしまうこと。
そして落ち込んで、負のループにはまりこんでしまうこと。
人の結婚や幸せを喜べなかったり、妬ましい気持ちが生まれたときは
「余裕がないんだな」
「ちょっと距離を置いて、落ち着こう」
と冷静に考えましょう。
婚活中はただでさえ挫折と絶望が多いんです。
少しでも頑張る気力を保つためにも、自分を認めて上手に付き合っていきましょう!
気持ちが落ち込んでしんどい方は、わたしの不運な話を気晴らしにどうぞ。
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