2022年3月にウェブデザイン技能検定3級の試験を受けてきました。
ウェブデザイン技能検定3級の一番の魅力といえば
知識ゼロの初心者でも挑戦できること!
今回はウェブデザイン技能検定3級の概要についてざざっと説明していきます。
- ウェブデザイン技能検定とは何か
- 試験日程
- 受験費用
- 受験資格
- 試験が実施される都道府県
- 難易度と合格率
- 合格点と配点
- 必要な勉強時間
- ウェブデザイン技能検定の難しいところ
【国家資格】ウェブデザイン技能検定とは
ウェブデザイン技能検定はWEB系で唯一の国家資格です。
ITパスポートも国家資格では?と思ったらITパスポートはIT系の資格なので分野が異なりました。。
Webデザインの設計・運用スキル、ネットワークやコーディングスキルなどが問われます。
ざっくりいうと、ホームページの作り方やデザインの方法、HTMLやCSSのことがわかるよ!という資格です。
1~3級まであります。
試験日程
試験日程は1級のみ年1回(学科・実技で別日程)2、3級は年4回です。
2、3級:5月/8月/11月/2月
受験申込はそれぞれの試験日の1か月半ほど前に行います。
詳しくは公式HPを参考にしてください。
受験費用
ウェブデザイン技能検定の受験費用はこんな感じ。
2級:学科 7,000円/実技16,000円(25歳未満の在職者は7,000円)
1級:学科 8,000円/実技25,000円
3級と2級の実技は25歳未満の在職者だとちょっと安くなります。
受験資格
ウェブデザイン技能検定3級は誰でも受験が可能です。
明確には『ウェブの作成や運営に関する業務に従事している者及び従事しようとしている者』という規定がありますが、つまり誰でもOKということです。
※1級、2級はそれぞれ2級合格者、3級合格者などの受験資格があります。
試験が実施される都道府県
ウェブデザイン技能検定の試験は全国のすべての都道府県では実施されていません。
試験が実施される都道府県は下記の通りです。
その他、学校や企業などの団体で独自会場を設けている場合もあります。
わたしは市の運営するフリーランス向けの団体経由で申し込みをして市に設けてくれた独自会場で受験しましたが、これはレアケースかもしれません。
試験内容と出題範囲
ウェブデザイン技能検定3級の試験内容は学科と実技に分かれています。
・実技6問:試験会場のパソコンにて実施
※実技は全6問のうち5問を選んで回答します。
出題範囲は下記の通り。
・インターネット概論
・ネットワーク技術
・インターネットにおける標準規格、関連規格の動向
・ウェブブラウジング
・HTML、CSSを使ったコーディング
正直まったくもってイメージがつきにくいと思うのでざっくり言うと
学科は
・インターネットってどんな仕組み?
・接続方法ってどんな感じ?
・インターネットにおけるルール(規格)って?
・ウイルスとかフィッシングって?
・JPEGとかPINGって?
みたいなことが聞かれます。
実技は、提示されたHTMLやCSSをちょこっとだけいじって
・画像を正しく表示させる
・リンクを正しく設定する
みたいなことが問われます。
難易度と合格率
ウェブデザイン技能検定の合格率は下記の通りです。
2級:30~40%
1級:10~20%
3級はかなり合格率が高く、難易度は低めといえそうですね。
実際に勉強してみても、まったくの初心者でも1~2か月程度の軽い勉強で十分戦える難易度でした。
合格点と配点
ウェブデザイン技能検定3級の合格ラインと配点です。
学科:7割以上
実技:7割以上(各問ごと6割以上の得点)
学科:1問4点
実技:1問20点
実技だけ各問ごと6割以上の得点という条件があり、部分点がもらえる仕組みのようですがどこまでできれば何点なのかという詳細な配点方法までは公表されていません。
実技は回答するのが全5問なので、まったくわからず手がつけられない問題が1問でもあるとその時点で7割以上の得点が不可能となります。こわい。
※実際は全6問から5問を選んで回答するので、わからない1問は回答を避けて残りの5問にすべてをかけるという方法になります。
必要な勉強時間
ウェブデザイン技能検定3級に必要な勉強時間は、事前知識や経験の有無にもよりますが、だいたい1日1時間程度の勉強時間で1~2か月あれば十分でしょう。
必要な勉強はこれくらい。
・過去問題
・実技試験対策
ウェブデザイン技能検定3級は問題数も多くないので、過去問を解くといってもそこまで時間はかかりません。
わたしはまったくの知識ゼロ、ウェブデザイン技能検定の学習内容は見ていて頭が痛くなるくらい苦手な内容でしたが、勉強時間は1日1時間程度×1か月で十分でした。
HTMLやCSSと言われて何のことがわかるというくらいの知識レベルをお持ちなら2週間程度あれば十分かもしれません。
▶【ウェブデザイン技能検定3級】おすすめテキストはこれ!無料で読む方法も
ウェブデザイン技能検定の難しいところ
ウェブデザイン技能検定3級を実際に受けてみて、難しいな!と思ったことがいくつかあります。
それは
『圧倒的な情報量不足』!!!
テキストはありますが、内容が古く評判も悪い。
過去問題があまり公開されていない。
テキストを見てもHTMLやCSSのことはわからない。
実技試験のデータがなく、対策ができない。
学科試験は公式HPや個人のHPで一部が公開されているので何とかなるのですが、実技試験はデータがないので対策がかなり難しい…
▶ウェブデザイン技能検定3級|無料で使える過去問サイト&アプリ
公式HPで実技試験の過去問題は3年分公表されていますが、解くのに必要なHTMLやCSSの素材は公表されていないため実際に解くことはできず「ふーん、こんな問題が出たんだ」と思うことしかできません。
テキストも古いんですよね。
▶【ウェブデザイン技能検定3級】おすすめテキストはこれ!無料で読む方法も
このあたりは色々と調べて、どう対策すればいいかまとめたのでぜひ参考にしていただければと思います。
▶ウェブデザイン技能検定3級は独学でOK!勉強法と勉強期間
▶【ウェブデザイン技能検定3級】実技試験の対策と勉強法
▶【ウェブデザイン技能検定3級】おすすめのエディタ
まとめ
ウェブデザイン技能検定3級の試験について概要をざざっとまとめました。
詳しい勉強法やおすすめのテキスト、過去問などは別の記事で詳しく解説していきます!
まーとにかく情報不足で大変だった。
そういう意味もあって、使える情報をサイトにまとめました。
これから受験される方の参考になれば幸いです。