ウェブデザイン技能検定3級の実技試験対策、どうしてますか?
情報が少なく困っている方も多いと思います。
というかわたしもめちゃくちゃ困りました。
テキストも問題集も古いものばかりだし、できるだけたくさん問題を解いておきたいのにその問題が全然ない……
今回はそんな方に向けて、わたしが実際にウェブデザイン技能検定3級の実技試験対策として行ってきたことと使用したツールなどをご紹介します!
ウェブデザイン技能検定3級の実技試験とは
ウェブデザイン技能検定3級の実技試験は、実際にパソコンを使用して課題を解いていく形式となっています。
実技試験の概要
実技試験の試験時間、問題数は下記の通りです。
・問題数:6問(うち5問を選択して回答)
実技試験の出題内容
試験範囲として公開されている内容はこんな感じ。
※令和4年度第1回試験のものです。
【ウェブサイト構築について】
①ウェブサイトデザイン
以下のウェブサイト構築に関するデザイン作業が出来ること
・ハイパテキストマーク付け言語(HTML)
・拡張可能なハイパテキストマーク付け 言語(XHTML)
・スタイルシート(CSS)によるコーディング
・画像の利用
・マルチメディアデータの利用
・ページデザイン・レイアウト
・アクセシビリティ②ウェブサイト運用管理
以下のウェブサイト運用
・管理に関する作業が出来ること
・更新、管理
※公式HP令和4年度第1回試験より引用
こんなん言われても全然イメージがつかないですが、
全6問の内容をざっくり説明すると
②サイトのリンクが正しく行われるようにHTMLを修正する
③左寄りのコンテンツを中央寄せに変更する(CSSの編集)
④サイトの背景色、文字色を変更する(CSSの編集)
⑤サイトの背景画像を指定通りに適用する(CSSの編集)
⑥サイト内の文章を指定の文章+リストに書き換える
という感じです。
HTMLとCSSの基本的な操作や、フォルダの階層の理解を問うような問題ですね。
※最新の試験では出題内容が変わる可能性があります。
最近のウェブデザイン技能検定3級の実技試験の傾向
最近のウェブデザイン技能検定3級の実技試験の出題傾向ですが、基本ここ数回は変更がなく、上記でご紹介した内容の6問が継続して出題されているようです。
過去の変更点としては、第3問(中央寄せにする)が一度変更があったと聞いています。
知識のある方であれば多少出題内容に変更があっても問題ないと思いますが、わたしのように知識ゼロから勉強している身としては出題内容が変わるのは死活問題…。
6題すべてがガラッと変わることは考えにくいですが、1題まったく知らない問題が出るという可能性は今後も考えられないわけではありません。
過去に出題されている6題はどれも回答できる知識レベルまで整えておきたいところです。
6題出題されるといってもそこから5題選んで解けばいいだけなので、1題くらいまったくわからない問題があってもそれは捨てればOK。落ち着いて他の問題に集中しましょう。
実技対策に使ったもの
実際に実技試験対策に使ったものはこちら。
- HTML、CSSの解説本
- FOM出版の練習問題
- 公式HPの練習問題
ウェブデザイン技能検定3級のテキストも読んではいましたが、HTML・CSSについての言及が少なく実技試験対策には役立ちませんでした。
HTML、CSSの解説本
HTMLって何?というレベルだったので、まずは市販の解説本を購入して勉強しました。
それがこちら。
超初心者向けの本で、とにかくわかりやすい!
HTMLって何?CSSって何?ということから始まり、実際にHTMLやCSSを書いてみてどうサイトに表示されるかなど基礎の基礎から学ぶことができます。
分厚いですが、試験対策というだけならだいたい半分くらいのチャプター3までやれば十分。
この本で一通り学習してから問題に挑むと理解の進みが違います。
FOM出版の練習問題
過去問題集を出版している出版社がサイトに掲載している練習問題です。
1題分しかありませんが、解説もしっかりしているので勉強になります。
公式HPの練習問題
公式HPの練習問題です。
こちらも1題分のみ。
解答解説も一応掲載されていますが、正直よくわからない上に解答の載っていない問題すらあるので、こちらのサイトで掲載してくれている解説を参考にした方がいいと思います。
★補足:実技試験対策になる過去問題集が新しく発売!
実技試験対策になる過去問題集が2022年3月に新しく発売されました。
わたしが受験する時は10年くらい前の過去問題集しか販売されていなかったのですが、新しく直近の学科・実技の過去問と解説を詰め込んだ過去問題集が発売されました!
こちらなら過去問の実技問題が全7回分、丁寧な解答解説付き。
この過去問題集を使って対策すれば実技試験対策は余裕だと思います。
なぜわたしが受験する時になかったのだろう……
▶ウェブデザイン技能検定3級|無料で使える過去問サイト&アプリ
ウェブデザイン技能検定3級の実技の勉強法
ウェブデザイン技能検定3級の実技試験の勉強法は、知識レベルによって異なります。
まずは自分の知識レベルを把握して、それにあった勉強法を取り入れていくのがおすすめです。
知識レベルを把握する
知識レベルをどう図るかというと、一番簡単なのは『過去問を見てみること』。
公式HPに過去3回分の過去問が掲載されています。
例えば令和3年第4回試験の実技試験第1問
『デスクトップ上のdata3 フォルダのq1 フォルダ内にある fs.jpg に従い、index.html、CSSファイル、画像等の ソースファイルおよびディレクトリ構成を適切に訂正し完成させなさい。
その際、必要に応じフォルダ等は作成し、 CSSファイル、画像等が正しく適用されるよう、index.htmlおよびCSSファイルを編集すること。』
これを見て、
「あーなんとなくわかる、解けそう」と思うか「………え…?」と思うかでその後の勉強法は変わります。
ちなみにわたしはブログ運営をしてはいますが、便利なツール頼りなのでHTMLやらCSSやら何ひとつわからないスーパー知識ゼロ状態。
「…???え???」という感じでした。
問われている内容がわかるレベルの場合
問われている内容がわかるレベルの場合は、HTMLやCSSをある程度理解しているということ。
そうなったらいちいち基礎を勉強する必要はないので、ひたすら実技試験の問題を解くことに集中してください。
ご紹介した過去問題集や練習問題がおすすめ。
▶改訂版 ウェブデザイン技能検定3級 過去問題集
▶FOM出版の練習問題
▶公式HPの過去問題
知識ゼロからのスタートの場合
わたしは知識ゼロからのスタートだったので、下記の順番で実技試験の勉強を進めました。
- まずはHTMLとCSSの基本を学ぶ(市販の本)
- 実際に問題を解く
①で使った本はこちら。
▶1冊ですべて身につくHTML & CSSとWebデザイン入門講座
②の問題を解くのに使ったのが先ほどもご紹介した下記のサイト。
▶FOM出版の練習問題
▶公式HPの過去問題
今なら新しい過去問題集も販売されているので、こちらも追加で使った方がいいでしょう。
本で学んだ時点でかなり基礎力はついているので、あとは問題を解いて試験で使える力にパワーアップしていくだけ。
最初は1問解くのに15分も30分もかかって、あーだこーだ頭を悩ませながらやっていましたが、一度理解できれば試験の傾向は一緒なのでそんなに苦労はしません。
2週間くらいで「もう余裕だわーこれ受かったわー」くらいの自信がつきました。
まとめ
ウェブデザイン技能検定3級の実技試験は情報が少なく、対策にはとても苦労しました…。
実技試験対策で大切なのは、HTML・CSSの基礎を学んでおくことと試験の傾向を掴むことと、問題で問われていることを理解して解くこと。
- HTML・CSSの基礎を学ぶこと
- 試験の傾向を掴むこと
- 問題で問われていることを理解して解くこと
今は最新の過去問題集も販売されているので、解ける問題数も増えてかなり対策はしやすくなっていると思います。
しっかり対策すれば実技試験にこわいものはなし…!
ぜひ参考にしてみてくださいね。
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