仕事の暇が引き起こす『退屈症候群(ボアアウト)』って?原因と対処法

仕事暇すぎ

暇を実体化した生き物、もじゃこです。こんにちは。
今やっているアンケートの中で『ボアアウト』という言葉があることを教えてもらいました。

 

 

ボアアウトとは、バーンアウトの反対語。
退屈症候群のことです。

 

 

退屈症候群。
あ、なんかすごい自分のことのような気がする…

 

 

と思った方もいるのではないでしょうか。
わたしもです。すごい興味ある。

 

 

ということで、今回はボアアウトのことをめちゃくちゃ調べたのでこちらをテーマに

  1. ボアアウトとは何か
  2. ボアアウトに陥る原因
  3. ボアアウトだとして、わたしたちはどうしたらいいのか

についてお話していきたいと思います。

 

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ボアアウト(退屈症候群)とは?

まずはボアアウトについて詳しく説明していきますね。

 

ボアアウト(退屈症候群)とは

ボアアウト(退屈症候群)とは、バーンアウト(燃え尽き症候群)の反対語として2007年にスイスで生まれた言葉で、仕事が退屈すぎるためにモチベーションを失ってしまった状態のことをいいます。

 

退屈=英語でboringなのでボア・アウト

 

スイスの偉い企業コンサルタントの人が『診断 ボアアウト』という本を出したことでこのボアアウトという言葉が世に知られるようになりました。

 

 

ちなみに、バーンアウトは1970年代に精神心理学者の方が使ったことが最初と言われています。ボアアウトを作ったのは企業コンサルタントなんですね。そのへんの違いちょっとおもしろいと思いました。

 

 

ボアアウトの症状

ボアアウトの症状にはこんなものがあります。

 

・モチベーションの低下
・消耗感
・不安
・悲しみ
・疲労感
・ストレス
・やる気の喪失
・強い自己卑下感
・身体の不調
・精神の不調

 

症状としてはバーンアウトと大きく違いはありませんが、ボアアウトの方が自己卑下感が強い傾向があるようです。

 

自己卑下感…自分はダメだ、劣っていると思うこと。

 

 

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ボアアウトに陥る原因

ボアアウトに陥る原因としてはこんなものがあります。

 

・極端に少ない業務量
・急激な業務量の減少

・コミュニケーション不足
・過小評価
・毎日同じことの繰り返し
・刺激がない

 

ボアアウトに陥った結果、仕事だけでなくプライベートの趣味や娯楽に対してのやる気や興味を喪失し、気分転換が行えなくなることによって募るフラストレーションも大きな一因です。

 

 

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ボアアウトが話題になったきっかけ

ボアアウトという言葉が世の中に大きく知られるようになったきっかけは、フランスでのある最高裁判決でした。

 

それがこちら。

 

2016年、フランスの香水メーカーに勤める男性が「単調な仕事しか与えられない」ことを理由に同メーカーを訴えた結果、高等裁判所で「仕事量の減少とその結果として生じたボアアウトがモラルハラスメントに値する」との判決が下り、4万ユーロ(約520万円)の支払いを命じられた

 

この判決の際に『ボアアウト』という言葉が使われたことで大きく話題になり、ボアアウトが世界的に知られることとなりました。

 

 

ちなみにこの訴えた男性はもともと通常の量の仕事をしていたのですが、大口の販売契約の破棄がきっかけで業務量が極端に減少し、その状態が継続していたそうです。

 

 

その時の年収は1千万円ほど。

 

 

1千万円もらえても脳が腐るほどに暇、というのはなかなか…。
1千万円ほしいですけどね。

 

 

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『穴を掘って埋める仕事』の話

ボアアウトについて調べていた時にふと思い出したのが『穴を掘って埋める仕事』の話。

 

 

『穴を掘って埋める仕事』とはシベリアの収容所で行われていた強制労働のひとつです。
この仕事の内容は、言葉の通り。

  1. 一日中、大きな穴を掘る。
  2. 翌日、その穴を埋める。
  3. また翌日、大きな穴を掘る。
  4. さらに翌日、その穴を埋める。

 

 

これ一体何の意味があるの?と思いますよね。

 

 

意味なんてないんです。
ただ収容者の士気を破り、精神的に破壊するために行われていたものです。

 

 

実際に1週間もするとどんな屈強な男性でも根をあげ、発狂する人も少なくなかったと記録にあります。この話はドストエフスキーの『死に家の記録』という本の中にも究極の拷問として記載があるくらい。

 

 

目的のない作業の繰り返しは人を疲労させ、狂わせるということですね。

 

 

いやーすごいこわい話………

 

 

と思いますけど、これ、今まさにわたしたちが置かれている状態とそんなに変わらないんじゃないかって感じませんか?

 

 

単調で、毎日意味がないとわかっていることをやりながら過ごして、目的もゴールも、成果もなく。そこにいなければならないから、いるだけの日々。

 

 

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『仕事に意味を見いだせればモチベーションが上がる』ができない理由

『目的のない作業の繰り返しでモチベーションが下がる』という話になると、『仕事に意味を見いだせればモチベーションが上がる』という話が出てきます。

 

 

モチベーション系の本にこういうのいっぱい書いてありますね。
そういうのめっちゃ読んだ。

 

 

例えば、こういう話があります。

 

 

病院のやる気のない清掃員たちに上司がこう告げた。「清掃の仕事は治療のプロセスのひとつだ。あなたたちは病院のアンバサダーなのだ。」すると、清掃員のやる気があがり、以前よりも集中して仕事に取り組むようになった

的な。

 

 

うん、やりましたよ、わたしもやりました。
もう何度でもやりましたよ。

 

「わたしはこの部署の影のサポーターだ。みんなが困った時にサッと支え、忙しくてこなせない雑務を代わって片づけることができる。この部署はわたしがいなければいけないのだ」

的な。

 

 

いや、でもね。

 

 

無理なんですよ。
実際そうじゃないから。

 

 

そりゃーたまには役に立つこともあるでしょうけども、自分がいなくても部署はまわるし、なんなら今この瞬間にわたしがどこかの世界に転生して消えたとしても誰も気づかないんじゃないかとすら思います。

 

 

役割のある仕事をしているけどもただモチベーションがあがらない人と、何の役割も与えられずモチベーションを奪われている人とではまったく違う

 

 

意味のない作業をしている時は「この作業にも意味がある」と自分を励ましながら生きていますが、この方法だけじゃわたしは自分を奮い立たせ続けることはできない、と痛感しました。

 

 

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わたしたちは自分で戦うしかない

ボアアウトについて調べて色々考えるうちに、なんとなく腹の奥がメラッとしてきました。
もう15年以上も前から問題視されていることが、未だにバリバリ現役で存在してるって何なんでしょうか。

 

 

ボアアウトだの、社内ニートだの名前をつけたところで、一体何が変わったのか

現象や症状に名前をつけることで注目され、認知されて改善に向けての動きが始まるということはよくあることです。

 

 

実際、バーンアウト(燃え尽き症候群)は広く知られたことで会社は労働者の仕事の配分に気を配ったり、面談を実施するなど労働者の状況を理解しサポートする体制を整えるようになりました。(それ以外の要因もたくさんあると思いますが)

 

 

最近よく聞くHSPもそうですね。
話題になって本がたくさん出版され、『敏感な人』という性質がひとつの個性として確立し、社会的に認められました。

 

 

しかし、ボアアウトはどうでしょう。
皆さん、聞いたことありましたか?

 

 

ボアアウトについて実際ネットで調べてみるとわかると思いますが、海外の記事を翻訳したような違和感のある日本語の記事しかなく、情報も限られています。企業や個人の記事で取り上げているところもかなり少ない。言葉の元である『診断 ボアアウト』の本も日本では翻訳されていません。

 

 

つまり、重要視されなかったということです。
少なくとも日本では。

 

 

ボアアウトだの、社内失業者だの、社内ニートだの色んな名前をつけたところで、一体何が変わったんでしょうか。

 

 

10年前の社内ニートと、今の社内ニート、何か違いますかね。

 

 

わたしは少し前まで、もっと社内ニートが認知されれば何かが変わるんじゃないかと思っていました。こうやってブログで発信することも、認知されるきっかけになればいいと思ってました。

 

 

でも、たぶんどれだけ話題になってもダメなんです。

 

 

困る人がいないから、誰も改善しようとしない

仕事が暇という問題は、困る人が当事者以外にいません
ここが他の問題と圧倒的に違うところです。

 

 

バーンアウトは仕事をバリバリやっていた人が急にスイッチオフになってしまう状態なので、当然進めていた仕事が滞り、困る人がたくさん出ます。会社としても損害を被ります。休職したり、辞めた場合には引継ぎをしたり新しい人を雇ったりと急な対応を迫られることもあるでしょう。

 

 

だから、社会としても会社としても「バーンアウトはよくないよね」と考えるし、対策をします。

 

 

でも、仕事が暇という問題は…???

 

 

正直、ずっと思っていたんですよ。
仕事が暇で困ってるのって、わたしだけだなって。

 

 

みんな自分の仕事があって、うまくいっている。
わたしだけが暇で不満を言って、上司や周りに手間をかけている。

 

 

わたしさえ黙って我慢していれば、済むことなんじゃないか?
周りは「黙って座っててくれればいいのに」と思ってるんじゃないか?

 

 

あ……泣けてきた。

 

 

でも、これが現実だから、誰も積極的に改善しようとしないんだと思うんですよ。

 

 

わたしたちは自分の力で解決していくしかない

どんな名前がつこうと、どれだけ話題に上ろうと、社会も会社も変わらないとわかったところでただ絶望してもいられません。

 

 

「じゃぁどうするのさ」というのを考えていかないといけません。

 

 

これについては、いつも言っていることが同じなのですが
『自分で動くしかない』と思います。

 

 

転職するのもひとつ。
割り切って暇な時間を楽しむのもひとつ。
暇な時間に知識を貯めこんで資格をとるのもひとつ。

 

 

それぞれは別の記事で詳しくお話しているのでそちらで。

続ける?転職?あなたが今すべきこと。
【ガチで仕事暇な社内ニート厳選】ばれない×役に立つ暇つぶし法
仕事が暇すぎて勉強してたら資格を取りまくれたのでオススメ教えます
【仕事暇すぎ…】割り切って7年続けたわたしがやっていたこと

 

 

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まとめ

ボアアウトって初めて聞きました。
皆さん知ってました?

 

 

今回はボアアウトという言葉から、仕事におけるモチベーション、仕事が暇という問題にどう立ち向かうかについてお話させていただきました。

 

 

読者さんからこうやって新しいことを教えてもらえるのは、色々と考えるきっかけにもなっていいですね。調べたり考えたり、すごく新鮮で楽しかったです。

 

 

送ってくださった方、本当にありがとうございます!

mojaco

もじゃこです。
婚活しまくって結婚相談所で出会った人と結婚しました。めちゃくちゃ暇な職場に計7年います。暇すぎて資格めっちゃとりました(簿記、宅建、ビジ法、登録販売者、社労士など)。いつか日本一周して一番気に入った土地に移住したい。

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