暇で悩む過去の自分へ、同じ悩みを持つ方へ伝えたいことをお聞きしました。
『仕事が暇な日々からの解放』を目の前にした今、同じ悩みを持つ方に伝えたいことは何でしょうか。
同じように『仕事が暇』で悩む人に伝えたいことがあればお聞かせください。
「仕事が暇でやることがない」のはあなたのせいではありません。
あなたが自身の怠慢を許さず、職場に貢献しようという姿勢を見せていて、せめてもと与えられた仕事に真摯に取り組んで求められる成果を出しているのにも関わらず十分に仕事を任せてもらえないのだとしたら、それはあなたの責任ではありません。あなたが無能で、仕事をこなせる見込みがないからではありません。
自分を責める必要はありません。そもそも仕事を与えないというのは、「過小な要求」として厚労省のパワハラ6類型として定義もされているれっきとしたパワーハラスメントです。自分は被害者であり悪くないのだと理解したら、それから現状を良くするための方法について冷静に考えましょう。
私は状況を打開するための最も手っ取り早い手段として転職を選びましたが、それが常に最善の現実的な道というわけでもないと思います。いろいろな事情でそう簡単に転職ができない方も多いでしょう。ただ、そうやって無為に消費してしまっている今が、今後の人生では一番若くて、挑戦さえすればチャンスがある最後の時期かもしれません。
もっと充実した働き方をしたいというのは自己実現の欲求ですから、ぜいたくな悩みなのかもしれません。必死で働かなくても給与がもらえて生活ができるのだからそれでいいと、そう割り切ることができるのであれば、現状維持でもよいのかもしれません。
しかし、何が起こるか分からない時代です。もし不景気を理由に職場で人員整理が行われることになれば、真っ先に首を切られるのは自分ではありませんか?
適切なマネジメントのできない職場のせいであなたにスキルや経験が身につかず、結果として今の職場からも、転職(再就職)市場からも不要な人材という評価を受けたとしたら、そのときにあなたを守ってくれるものはないと思います。
そうなるのが怖くて私は転職を決意しました。繰り返しますが必ずしも転職である必要はないと思います。社内公募などで部署を異動したり、もじゃこさんのように資格を取得したり、投資や起業の勉強をするのでもよいと思います。ただ、あなたが文字通り「デスクに座っているだけの簡単なお仕事」で発生させている給与よりも、そのお仕事のせいで浪費している「時間」の方が、よほど価値のあるものかもしれませんよ。
私の拙い体験談が、もしもどなたかの一歩踏み出すきっかけになったりすれば、とても嬉しく思います。
どうしても仕事が暇で転職したい、抜け出したいと思うと『今の自分の価値』にばかり目が向いて、こんな価値のない自分はダメだ、何もできないと思ってしまいがちなのですが、本当に考えるべきなのは『今浪費している時間の価値』なのかもしれません。
転職後のフルフルさんからメッセージをいただきました
その後2月から新しい職場で働き始めました!
今はまだ引継ぎ期間ですが、担当業務として教えていただける・任せていただける仕事があることの幸せを日々噛み締めています。転職してよかったと今の時点ですでに心から感じています。
よかったー!!!もうそのまま一生幸せでいてください…
まとめ
リアルな経験談にかなり心が揺さぶられましたね。
今まさに暇に過ごしている時間、そしてこれからも過ごすだろう暇な時間について、改めてどのように使っていくべきなのかとても考えさせられました。
フルフルさんとは何度もメールのやりとりをさせていただき、同じ悩みを持つ人と気持ちを共有できたことにわたし自身もたくさん救われました。こうやって経験を共有することで、同じように救われる方がいればいいなと思っています。
フルフルさん、ご協力ありがとうございました!