社内ニートから脱却した方にインタビューしました!

仕事暇すぎ

 

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転職活動についてお聞きしました。

約1年半もの間、理不尽な暇さに耐えた結果転職を決意されたフルフルさん。
転職活動をするに至った経緯や、転職活動の方法、転職先が決まるまでのスケジュールについてお聞きしました。

 

 

転職活動を決意されたきっかけを教えてください。

・緊急事態宣言中のみテレワークが併用できましたが、2021年10月の緊急事態宣言解除と同時に全員のフルタイムの出社体制になったことで、またあの暇な時間を過ごすためだけに感染リスクを負って毎日会社に行くのかと考えたら我慢できなくなりました

・もともと、この終身雇用崩壊の時代になんのスキルも経験も身につかず社内ニートしている自分の未来に危機感は感じていましたが、上記のことで「新人を放置だけじゃ飽き足らずこんな情勢でも無駄に出社させるこのクソさ!!やめたるわ!!」とブチ切れたような形です。笑

 

テレワーク後の出社で我慢の限界が来てしまったんですね。怒り方がかわいいです(笑)

 

 

転職活動で大変だったことは何ですか? 社内ニートだったからこそ苦労されたようなことがあれば教えてください。

職務経歴として書けるような担当業務が少なすぎること。私はまだ入社から日も浅かったのでそこはそんなに突っ込まれませんでしたが、ただその点で行くとそもそも短期離職をよくとらえない会社も多いでしょうね。

 

短期での離職はあまりいい顔をされないのが現実ですよね…。面接では「頼むから空気読んで聞かないでくれ」と思います。

 

 

転職理由はどのように答えましたか? また、その時の面接官の反応はいかがでしたか?

「今の職場で働く中で、もっと自分の裁量をもって働いてみたい、スキルアップが可能な働き方をしたいと思うようになりました。」と答えていました(「暇すぎて辛くて無理」を精一杯ポジティブに言い換えてました笑)。

面接官の反応としてはおおむね好感触でしたが、ポジティブな理由付けすぎたためか「本当はもっと他に理由があるのではないか?」と懐疑的な反応を示されたり、「その理由は建前でしょう」という前提のもと転職理由を深堀されたりすることもありました。今となってはやはり、誘導尋問につられて現職の不満を漏らしてしまうよりも、「本当にそういった前向きな理由です」を無理にでも貫いた面接の方が評価が高かったような気がしています。

 

何がどうあっても前向きな理由を言い続けるのが転職理由を答えるポイントなんですね。

 

 

「あなたのそのやりたいことは今の職場ではできないことなの?」という質問に対してどのように答えましたか? また、その時の面接官の反応はいかがでしたか?

フルフルさんは面接の際に「あなたのそのやりたいことは今の職場ではできないことなの?どうしてできないと思ったの?周りを巻き込んで環境を改善するために自ら動こうとはしなかったの?」と言った突き詰めた質問があったそうです。

 

正直その質問をされたときはしどろもどろになってしまい、うまく答えることはできませんでした。また、「そんなことやろうと思ってできる職場ならもともと転職活動なんかしねえよ!」と自分としても不愉快な気持ちが勝ってしまい、「どうせここはもう落ちただろうし自分としても万が一通っててもこんな人事の居る会社は蹴る」という気持ちだったため、なんとか挽回しよう!という気持ちも持てないまま適当に終わらせてしまったように思います。

 

面接官めちゃくちゃ感じ悪い!!!転職理由や志望理由を深堀する目的だったのかもしれませんが腹立ちますね。

 

 

転職活動に要した期間はどれくらいですか?

面接~内定までは1か月以内でした。

複数の転職エージェントとキャリアカウンセリングを始めたのが10月の半ばで、実際に利用するエージェントをひとつに決め、求人を精査し出願を経て実際に面接を始めたのが11/1、3週目までは週に2~3回ペースで仕事の後にオンライン面接を行いました。最終的に内定受諾した会社からは11/24に採用通知書を頂きました。

ハードなスケジュールではありますが、時差通勤のため仕事が16時に終わり、基本定時で帰ることができ、かつ、面接がほぼすべてオンラインで職場からかなり近い位置にあるエージェントの事務所で仕事帰りに連日面接を受けさせてもらえたという少し特殊な事情により可能でした。

 

簡単に図にしてみました!かなりスピーディですね。自分も1か月あれば人生が変わるかもしれないと思うとちょっとぐっときます…

 

\フルフルさんの転職活動のスケジュール/

 

 

転職活動の際に気を付けたこと、転職先を決める際に重視したことがあれば教えてください。

社内ニートの転職に限らないあくまで一般的な話ではありますが、なるべくポジティブな言い方を心がけることは気を付けました。仕事が暇すぎたから…という話は面接官には一度もしませんでした。

(万一また暇な職場になったとしても時間を有効に使えるようにという点もふまえて)フレックス、リモートワークなど柔軟な働き方が可能な職場で探しました。

 

職場が暇かどうかって入社前にはわからないものですもんね。そのリスクを知っているからこそ柔軟な働き方が可能な職場というポイントで選んだんですね。

 

 

転職先を探したツールについて、転職エージェント以外に使用したものがあればお聞かせください。

転職サイト(登録はしましたが結局使いませんでした)

 

フルフルさん
フルフルさん

転職エージェントは複数登録して、それぞれカウンセリング(面談)を受けて自分に合いそうな担当さんのところを選びました。自分に合った担当エージェントを見極めるのが大切だと思います。

 

やっぱり転職サイトよりエージェントが強いですね!

 

転職エージェントを使ってよかったと思った点があればお聞かせください。

※今回の転職では一般的な転職エージェントではなく、専門のエージェントサービスを利用したそうです。

・どのような方であれ転職であればエージェントは必須だと、二回の転職を経て思っています。
職場で暇だからと言って私生活まで暇だとは限りませんから、いろいろな調整を代行していただけることや、またそもそも周囲に理解されなかった仕事が暇すぎてつらいという悩みを傾聴してくれて一緒に解決に向かっていけるようアドバイスしてくれる存在は大変心強かったです。

・社内ニートにとって悩みの種になるであろう転職理由の伝え方や、自分では全く培われていなさそうに思える「強み」なども、客観的に見て提案してくれたりするのはありがたいと思います。そういった自分の実情を包み隠さず話してアドバイスを求めたり紹介される求人のアンマッチをなくすためにも、はじめに信頼できるエージェントを探すのは重要だと思います。

 

 

\転職エージェントを使ってよかったと思った点まとめ/

  1. 面接等の色々な調整を代行してくれる
  2. 仕事が暇すぎてつらいという悩みを聞いて、アドバイスしてくれる
  3. 転職理由の伝え方を提案してくれる
  4. 自分には見えない強みを客観的な視点から教えてくれる
  5. そもそもこのタイミングで転職をすることそのものの是非についてアドバイスをくれたり背中を押してくれる

     

 

そういう意味でも、転職エージェントは複数登録して自分に合う担当の方を探すのが必要なんですね。

 

 

転職活動の最中、やりたかったお仕事を任せてもらえるようになり、転職か在職かをかなり迷われたと思います。それでも転職を選んだ理由をお聞かせください。

※フルフルさんは転職活動の最中、急に今の職場でやりたかった仕事を任せてもらえるようになったそうです。なんというタイミング…。

今の職場で少しずつながらも任され始めた仕事と、新しい職場。どちらをとるかをどのように決意されたのでしょうか。

 

今後どう変化していくかわからないライフステージの中で、適切な社員マネジメントができない職場に居続けることが長い目で見たときに自分の為になるかどうかを考えました

コロナ禍にもかかわらず出社させなくては事業を回せないことも、一方では過重労働で心身を病む社員がいて、一方では社内ニートになる社員がいることも、上司や、ひいては経営層のマネジメント能力の低さに起因すると思いました。

転職間近になってやりたかった仕事ができるようになってきたからといって、社内ニートとして過ごして無駄にした(させられてしまった)時間が帳消しになるわけではありません。将来、「この職場にい続けてよかった」と思うよりも「やっぱりあのとき転職しておけばよかった」と後悔する瞬間の方が多くなるのではないかと思ったのが決め手です。

・転職活動中も、転職活動をやめるか続けるかは何度も迷いました。この職場に貢献できていないうちに辞めるのは申し訳ないという気持ちもありました。ですが、担当してもらったエージェントさんがキャリアカウンセリングで私に言ってくれた「フルフルさんが今の職場にあと10年いるかどうかって考えると僕はそう思いません。であれば動くのは早い方がいいです」「転職活動は自分の人生がどうしたらよりよくなるかだけを考えて、もっと自分勝手にやってしまっていいと思います」という言葉も私の決断のひとつの軸になった気がしています。

 

「この職場にい続けてよかったと思うより、転職しておけばよかったと後悔することの方が多いと思った」というコメントにビリビリしました。うん…なんか泣きそう…

 

 

上司への退職報告について

上司に退職について伝えたところ、上司の第一声は「つまんないか?」でした。

一日8時間、なにもやることがなく、かといって好きなことができるわけでもなく作業をしているふりをしながら座っているだけのなんの生産性もない時間を面白がれると思いますか?と思いました。それと同時に、改めて、上司は私の業務の実情についてなにも把握されていなかったのだろうと思いました。

強引な引き留めをするような上司ではなかったので退職交渉自体はさらっと終わったのが幸いでした。退職理由については「まだ出勤が怖いので在宅で働きたかった」ということを主に話しました。

暇すぎてつらかったですとは退職交渉の場では言いませんでした。「これからどんどん仕事を任せるから考え直さないか?」と言われても困るし、円満退職できればそれでよかったので、今更不満をぶつける必要も無いと思いました。

 

上司の方は何度も話をしたはずなのに何も把握していなかったのですね。それでも最大の目的である『退職』を円滑に進めるために、心の内をぐっとしまいこんだのは本当にすごいことです。

 

 

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同じように仕事が暇で悩む人に向けてのメッセージをいただきました。
mojaco

もじゃこです。
婚活しまくって結婚相談所で出会った人と結婚しました。めちゃくちゃ暇な職場に計7年います。暇すぎて資格めっちゃとりました(簿記、宅建、ビジ法、登録販売者、社労士など)。いつか日本一周して一番気に入った土地に移住したい。

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藤枝ふうふ