こんにちは、もじゃこです。
先日、こんな話をどこかで見ました。
『落ち込んでいる時、閉塞感のある時に宇宙や自然など壮大なものを見たり考えたりすると気持ちが楽になりやすい』
「この壮大な宇宙の前ではわたしの悩みなんてちっぽけなもんだなー」的なやつですね。実はこういった『畏敬の念』を感じることによるメンタルへの影響は科学的にも証明されています。
そんなわけで今回は
- 『落ち込んでいる時の気持ちの処理方法』
についてのお話です。
壮大な自然を目の前にするとストレスが緩和される、らしい
『落ち込んでいる時、閉塞感のある時に宇宙や自然など壮大なものを見たり考えたりすると気持ちが楽になりやすい』という話の根拠としては
空や星、森や公園の自然などに触れることでストレスが緩和されるという実験結果などがあるそうです。
まぁなんとなくわかります。
自然の中に身をおくと気持ちがゆったりして、心が穏やかになる。
「毎日はつらいけど、今この瞬間は幸せだな」と思える。
実体験として「なんとなくそんな気がする」と思う人が多いのではないでしょうか。
…で、家に帰る途中あたりでまた絶望しはじめる
自然の中に身をおいている間は確かになんとなく心が癒されるんですよ。うん、確かに。
………で、家に帰る途中でまた絶望しはじめる。
もうしばらくすればやってくる月曜日。
何も変わらない職場環境。
嫌味を言ってくる先輩社員。
人の仕事を奪う同僚。
仕事のことばっかですね。
「この壮大な自然や宇宙の前ではわたしの悩みなんて云々」みたいなのでわたしの悩みが解決したことなんて、一度もないんです。
宇宙がいかに壮大でもつらいもんはつらい
宇宙が壮大だろうと、自然がいくら大きかろうと、海がどれだけ深かろうと、わたしがつらいと感じるものはつらい。何かと比較するもんではないんですよ。
自分よりも誰かがしんどいことをしているからといって、それと比べて「わたしはまだマシなのだから」「他の人と比べれば大したことないんだから」と我慢しなければいけない理由にはならない、とわたしは思います。
わたしの物差しはわたしだけのもので、他の人の物差しでわたしを測るのは違う。
自分がつらいと思うのだから、「つらい」でいいんです。
「誰が何と言おうとわたしはつらいの!共感しろ!」と喚いて人に迷惑をかけなければいい。
他の誰かが認めて慰めてくれるわけではないのだから、わたしがわたしを慰めなければ、誰が慰めてくれるというんだ。
落ち込んでいる時に効果がある簡単なこと
昔、こんな話を聞いたことがあります。
『落ち込んでいる時、きついことがあった時はそれが自分の大切な友人にあった出来事だとして、自分が友人に何て声をかけてあげるかを考える。そしてその言葉を自分にかける。そうすると気持ちが楽になる』
自分だと自分に厳しく「そんなことで落ち込んじゃダメだ」「おまえは弱い」「もっとつらい人がいるのに」と責めたててしまいがちじゃないですか?
でも、その相手が大切な友人なら「つらかったね」「よく我慢したね」「頑張ったね」「大丈夫だよ」「えらいよ」「わたしはあなたの良いところたくさん知ってるよ」と言ってあげると思うんですよ。
慰めとかじゃなくて、本心からそう言ってあげるはずです。
その言葉を自分にかけるんですよ。
それによって、気持ちが和らいでいく。
なので、わたしはしんどい時は誰に相談するよりも先に
自分の中にもう一人自分がいるイメージを作って、その自分を抱きしめて背中を撫でながら優しい言葉をかけてあげるようにしています。
わたしはわたしを認めている、誰が何と感じようと、わたしだけはわたしの味方だ、と言い含めます。
仕事が暇であることのつらさを理解してくれる人がいないからこそ、自分だけを頼る方が圧倒的に楽だったんです。
わたしはブログの中で、幾度となく「あなたのせいではない」「好きなことをしていい」「自分のために時間を使おう」と書いてきましたが、それはすべて、きつくてしんどくて、とんでもなく価値のない毎日が苦しい自分に対して言っていることです。
ちなみに、今行っているアンケートの中で『あなたと同じ悩みを持っている方に何かコメントを』という質問があります。
これ自体なんとなく設けたもので特に意図はなかったのですが
多くの方が
「あなたは悪くない」
と言ってくれているんですよね。
これがたぶん、自分にかけるべき言葉なんだと思います。
だからわたしは皆さんに言いたい。
あなたは悪くない。
頑張っている。
誰もが耐えられるものではない。
同じ体験をした人は絶対にわかってくれる。
誰がなんと言おうと、わたしはあなたを認める。
今日も頑張って暇を耐え抜いて、えらい!!!
まとめ
仕事が暇でしんどいという悩みはなかなか理解されにくいし、どちらかというと批判されたり、軽く見られたりすることの方が多いと思います。
自分を責めてしまう人も多いと思います。
どんな気晴らしをしても、また月曜から始まる長い長い真っ白な時間に絶望して何もかも楽しめなくなってしまうこともありますよね。
そういう、どうしても自分を責めてしまう時や落ち込んで抜け出せない時はこの『友人が同じ状況にいたら、どんな声をかけるか』を想像して自分に言ってみてほしいです。
仕事が暇という現実自体の解決にはならないですが、自己肯定感を保つことができます。
最後に、ストレスとの付き合い方や緩和方法についておもしろかった本をご紹介しますね。
おすすめの本
ストレスとの付き合い方や緩和方法についてはこの2冊の本がおもしろかったです。
『ストレスを力に変える教室』は超ベストセラー『スタンフォードの自分を変える教室』を書いたケリーさんの本です。ストレスとは体のどういった反応なのか?といったことからストレスについての考え方、付き合い方、緩和方法などがわかりやすく書かれています。好き。
『ヤバい集中力』は集中力を高める方法に関する本ですが、集中を乱す要因のひとつであるストレスをどう切り離して本当にすべきことに集中するかという観点で書いてあるのでおもしろいです。この本の中でも自然の中で過ごす大切さについても触れられていますね。
電子書籍でサクッと読むのもおすすめ。
▶おすすめの電子書籍サイト
わたしはだいたい『落ち込む』『苛々する』『もやもやする』みたいなぼやっとした感情にとりつかれたときは「なんでそんな感情になるんだろうなー」ということを知るために調べたり関連する本を読んだりします。
そうしてるうちに、気が付くと気持ちが落ち着いていて、「この感情はこういう脳の反応なんだな」「脳の反応ならあらがえなくてもしかたないわー」と一歩下がって処理できるようになります。
暇つぶしにもなって最高。
ちなみに「宇宙のこと考えても欠片も気持ち楽にならん」と言いつつ宇宙の本もめちゃくちゃ読んでます。文系なので理解が難しいのですが、なんかもうわからなすぎておもしろい。超たのしい。今15冊くらい読んでますが、まだまだこれがおすすめ!というほど極めてないのでいつかまたご紹介します。
では!