こんにちは。趣味で資格をとっているもじゃこ(@mojaco117)です。
これまでFPや簿記、宅建、ビジ法などの資格を取得してきましたが
日常生活にも役立つ知識がほしいと思い、食生活アドバイザー試験にチャレンジしました!
食生活アドバイザー試験で少し特殊だと思ったのは
過去問題集が市販されておらず、運営元に申し込んで購入するシステムであることと
合格講座という特別な講義が開催されていること。
全部申し込みをすると結構お金もかかってしまうのですが
うーん…これは申し込むべき?
あとは、独学でいくか、通信講座を選ぶか…。
2級だけ受けるか、3級も受けるか…。
色々迷うところがたくさんあったので、実際に受けてみた体験も踏まえ
食生活アドバイザー試験についてまるっとご紹介していきます!
・食生活アドバイザーをこれから受けてみようかな?と思っている人
・2級/3級を併願するか、いきなり2級をうけるか考えている人
・過去問題集や合格講座を申し込むべきか迷っている人
・独学か通信講座か迷っている人
▶【関連記事】
食生活アドバイザーは役に立つ資格?無駄な資格?とる意味があるのか真剣に考えてみた
食生活アドバイザーとは
食生活アドバイザーとは、公式HPより引用すると
広い視野に立って食生活をトータルにとらえ、
健康な生活を送るための提案ができる”食生活全般のスペシャリスト”。
です。
ん…?って感じですよね。
これじゃちょっとわかりにくいと思うので
ざっくり言うと、
・運動や休養ってどれくらい必要なの?
・食文化にはどんなものがあるの?
・マナーってどんなもの?
・生鮮食品とか加工食品ってどう違うの?
・食品の裏に書いてある食品表示ってどういうもの?
といった内容を勉強する資格です。
あとは少し、食のマーケットについてやビジネスについての話があります。
運営元は『FLAネットワーク協会』という食に関する研究や研修などを行っている一般社団法人。民間資格です。
現時点では2級と3級のみ。
1級は存在しません。
TOEICやAFP、CFPも民間資格なんですよ。
試験内容
試験内容はざっくりこんな感じです。
3級はすべて選択問題(マークシート)
2級は選択問題(マークシート)と記述です。
※1級はありません
・栄養と健康
・食文化と食習慣
・食品学
・衛生管理
・食マーケット
・社会生活
合格ライン
3級:60点以上/100点満点
2級:74点以上/123点満点
選択問題:1問2点
記述問題:1問3点
2級の合計点が半端なのは記述問題があるからですね。
2級と3級の違い
3級:消費者の立場から食生活を見直すというテーマで基礎を学ぶ
2級:3級の内容に加え、食ビジネスの視点が追加
さっくり言うと、『内容は似ているけど2級の方がちょっと難しいよ』ということです。
難易度・合格率
3級:60~70%
2級:30~40%
3級の難易度は易しめ、
2級は難易度が高くはないものの、ある程度しっかりとした勉強が必要なレベルです。
内容的には一般常識的に知っているものも多く、馴染みやすいですが
前半の栄養素についての知識や、
後半の食マーケット・社会生活については用語や内容を理解したり暗記する必要があります。
2級に関しての個人的な感想としては
『テキストの理解は難しくないが、暗記が必要なので一定量の勉強は必須』です。
勉強期間
1日1~2時間の勉強時間で想定すると、おおよそこれくらいです。
心配性なので少し余裕を持った期間になってます。
3級:1~2か月
2級:2~3か月
こんな人におすすめ
・食に関する資格を何かとってみたい、
・日常生活に役立つ知識を身に着けたい
難易度が高くなく、一般常識として知っている内容も含まれているので
資格試験が初めての人や勉強が久しぶりの方も抵抗なくチャレンジできます。
試験費用
3級:5,000円
2級:7,500円
3級/2級併願:12,500円
試験日
試験は1年に2回開催。
- 7月 第2日曜日
- 11月 第4日曜日
申し込み方法
- インターネットで受験願書を請求
- 到着した振込用紙に必要事項を記入し、受験料の振込
いわゆる「受験申込書を記入して返送する」というものはありません。
願書の申し込みの際に必要事項を入力してあるので、あとは支払いのみ。
願書は公式HPの『願書請求』ページより請求できます。
請求できるのは願書請求期間内のみ。
※参考…7月試験なら3~5月、11月試験なら7月~9月
請求後1週間程度で受験・過去問の申込書・合格講座の申込書が同封された白い封筒が届きます。
詳しくはこちら
▶願書請求について/公式HP
おすすめテキスト・問題集
食生活アドバイザーのテキスト・問題集は色々と市販されていますが
どんな試験においても、公式の運営団体が発行しているものが一番です。
こちらですね
これまで色んな資格試験を受けてきましたが、
やはり公式のテキストに勝るものはありません。
見やすさやわかりやすさ、安さは市販のテキストの方が上のこともありますが
試験に出る内容をすべて網羅しているのはやはり公式。
市販のテキストはわかりやすくするために言い回しを変えたり、テキストの厚みを抑えるために内容を省いていることが結構あるんですよね。
試験を受けてみたら「テキストにこんな内容なかったじゃん!」なんてこともしょっちゅう…。
実際に過去問や本番の試験の内容を確認してみても、公式のテキストに載っていないものが出題されていることはありませんでした。
絶対に受かりたいならやっぱり公式テキスト・問題集がおすすめ!
過去問題集は買うべき?
食生活アドバイザーでは、過去問題集が書店などでは販売されていません。
願書請求の際に送られてくる過去問題集用の振込用紙にて支払いを済ませると運営元の一般社団法人FLAネットワーク協会から送られてきます。
ちなみにわたしは買いました!
3級:2,200円
2級:3,300円
過去2年(計4回分)の過去問が入っています。
3級で200題、2級で220題あります。
これね、買うの迷いますよね…
書店に売ってないので中身も見られないし、4回分でこの値段は高いような…。
でも申し込まないと過去問は手に入らない。
なんか……搾取されてる感。
まぁでもしかたありません。過去問を見ないことには試験の傾向もわからないので!
落ちてもう一回受けることを考えれば、そんなに高い買い物ではないかと思います。
<実際に過去問を使ってみて思ったこと…>
こちら、『科目別過去問題集』なんです。
一般的な過去問題集だと
『第〇〇回過去問』となっていて、1問目から模擬的に試験を受けられるのですがこれはそういったタイプではありません。
過去2年に出題した過去問を科目別に整理してまとめたもの。
一般的な過去問だと思って使っていると拍子抜けします。
そして失敗して試験に落ちたのがわたしの末路…!!!!
▶食生活アドバイザーに落ちた。過去問だけでは不十分!やるべき対策とは?
過去問とあわせて問題集をきっちりやった方がおすすめです。
わたしの中で『過去問』とは、実際の試験を想定して時間を計ったり、知識レベルや苦手な分野を把握する目的のものなのでそういう意図とは外れたものでした。
わたしと同じ意図で「過去問がほしい」と思っているなら、こちらの過去問は買わずに問題集をひたすらやった方がいいと思います。
合格講座は申し込むべきか
食生活アドバイザーの特殊な部分のひとつがこの合格講座。
運営元の一般社団法人FLAネットワーク協会が直々に開催しているものです。
すごい。
合格講座に参加すると合格率がすごい上がると言われています。
公式HPによると…
【一般受験者と合格講座受験者の合格率比較】
3級: 一般受験者の合格率…約60%
講座受験者の合格率…約81%
2級: 一般受験者の合格率…約33%
講座受験者の合格率…約80%
まじで?
答えでも教えてるの?
概要はこんな感じ
【合格講座の概要】
・合格講座の日数:1日(10:20~16:10)
・開催日程 :各会場ごとに異なる。だいたい試験の1か月前~直前にかけて開催。
・開催地 :新宿/名古屋/福岡/仙台/大阪
・受講料 :3級9,600円・2級14,400円
・受講特典 :模擬問題集
・その他 :公式テキスト・問題集を使用(事前に自分で購入)
受講料高いよ…
2級受けるとして、
テキスト代2,100円+合格講座14,400円+過去問題集3,300円…
え、19,800円?
ほぼ2万円…!?
ということで合格講座は申し込みしませんでした。
開催地も新幹線の距離なので…。
あまり勉強する時間がとれず、直前に一気に仕上げたい!という人には向いていると思います。
独学と通信講座、どちらがおすすめ?
独学でも合格できる資格だとは思いますが
生活スタイルや忙しさによって独学と通信講座どちらが向いているかは変わってきます。
独学に向いている人
- 集中して勉強する時間を作ることができる人
- 資格試験を受けた経験があり、慣れている人
- 勉強する習慣がある人
独学のデメリット
- 自分で勉強のスケジュール管理をする必要がある
- サボってしまう
- 困った時に聞けるところがない
- 出題傾向や重要度を自分で把握しないといけない
通信講座に向いている人
- 仕事や家事・育児で勉強する時間がとりにくい人
- 隙間時間で効率的に勉強したい人
- 決められたスケジュールで無駄なく勉強したい人
- 初めて資格試験を受ける人
- 勉強が久しぶりの人
通信講座のデメリット
- お金がかかる
- テキストを自分で選べない
勉強する時間がとりにくく、隙間時間でやっていくということなら通信講座の方が圧倒的におすすめです。
わたしは共働きの夫婦2人の家庭ですが、子供はおらず家事も分担しているため毎日・毎週末一定の勉強時間を設けることができるため独学でも十分でしたが
仕事・家事・育児と両立されている方はここに勉強する時間を作るのは本当に大変だと思います。
独学はどう頑張っても効率があまりいいとは言えません。
その点、ポイントを絞ったテキストや丁寧な解説・わからない部分は問い合わせができる通信講座はとても効率的に勉強できます。
現在食生活アドバイザーの通信講座を設けているのはこちらです。
2級と3級、どっちを受ける?むしろ併願すべき?
2級と3級のどちらを受けるか、併願するか迷っている人は多いですよね。
個人的にはいきなり2級だけを受けて問題ないと思っています。
3級の内容の応用が2級ということにはなっていますが
3級の知識がないと2級の内容が理解できないわけではありません。
3級・2級を併願するのもアリですが
勉強量が多くてパンクしたり、途中で挫折してしまう可能性があります。
それであれば
2級だけを選んでキッチリ勉強する方が効率がいいです!
試験当日も3級が午前中、2級が午後で各90分ずつなので
2級を受ける頃には力尽きてしまいそう…。
ただし!!!
資格試験が初めてだったり勉強が久しぶりということであれば、3級のみの受験をおすすめします。
合格率が60~70%と聞くと楽勝のような気もしますが
テキストを開いて勉強したり、内容を理解したり暗記したりするのは
久しぶりだと結構大変です。
試験当日もめちゃくちゃ緊張するので、実力が十分に発揮できない可能性もあります。
資格試験が初めての方や、勉強が久しぶりの方は
まずは勉強する癖をつけたり試験に慣れるためにも3級だけチャレンジして
次の試験で2級を受けるという方法がいいですよ。
まとめ
食生活アドバイザーについてざっくりまとめました。
どの級を受けるかや通信講座を申し込むか、過去問を購入するか、合格講座に参加するかなど迷うところがたくさんありますが、
自分の生活スタイルや忙しさなどと照らし合わせて
自分に合った方法を見つけてくださいね。
おすすめはこんな感じです。
・試験が初めての人 :3級だけを独学か通信講座で受ける
過去問はなくてもよかったかな、とも思っていますが
やっぱり試験直前に過去問を解いていないと不安になるので
安心材料としても買っておいた方がいいと思います。
もし食生活アドバイザーを受けるかどうか迷うなぁと思っている方は
一度書店で食生活アドバイザーのテキストをパラパラ見てみるといいですよ!
興味が持てるか、勉強しやすそうかなどのイメージがつきやすくなります。
「これならいけそうだな」「おもしろそうだな」と思えたら受験する価値アリです!
食生活アドバイザーの勉強、結構楽しいですよー。
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